少女は胸を刺激つくされ、下半身に湧いた欲望の重さに耐えきれなかったように、
腰をひくつかせてしまいました。
黒い粘塊たちは、こういった急激な動作を取る事を嫌います。
少女は触手たちが再び、ただの粘塊に戻ってしまうであろう事に後悔しました。
予想どおり、胸に吸い付いていた触手が少女から身体を引きます。
その動きに釣られたように、身体にまとわりついていた触手たちも離れてゆきました。
少女は残念そうに、その動きを見守る事しかできません。
しかし、少女の中に蓄積された肉欲は、触手たちが分泌した体液のせいか、
くすぶった熾き火のようにふつふつと熱を持ちつづけていました。
触手たちにおあずけをされたように刺激を止められて、それは次第に体中に燃え広がってゆきます。
むしろそれは、直に刺激を受けていた時よりも熱く、激しく、少女の身を焦がしました。
「ぁ‥‥ふぅん‥‥ぁ‥‥ふぅ‥‥‥」
うつろな瞳に光をともしながら、少女の腰が、まるで誰かに操られているかのように揺れはじめます。
触手たちはまだ粘塊の姿には戻っていませんでした。
水面に浮かぶ海草のように身体をくゆらせながら、じっと少女の動向を見守っています。
ふいに一本の触手が近付いて、少女の肌を吸いはじめました。
「ふぁぁああ‥‥」
少女が思わず声をあげます。
身体の中でめぐっていた快楽が、その一点に集中して押し寄せました。
吸われているのは腿の内側でしたが、過敏になった少女の感覚にとっては、まさしく性器を吸われて
いるのと同等の反応をもたらしています。
「ぁ‥‥ィヤ‥‥ そ、、ソコ‥‥す‥‥吸っちゃ‥‥‥ あっ! ぁっ‥‥ぁああああ〜っ!」
触手の口がそこをほんの2〜3回吸っただけで、身体を震わせ、高い声をあげながら少女が絶頂を迎えました。
その反応に気を良くしたように、また触手たちが少女の身体に群がるように身体を這わせはじめます。
「ぁ‥‥ぅ‥‥ぅぁ‥‥ん‥‥」
触手たちが身体を刺激するたびに、少女の身体は、まるでバッテリーを充電するように、快楽の火種が蓄積されてゆきました。
それに堪えきれなくなると、少女の身体は痙攣するように震えます。
そのたびに、触手たちは少女の身体から身を引いて、苦悶する少女をあざわらうように眺めては、
思いもよらない場所に吸い付き、少女に絶頂を与えました。
何度もくりひろげられるその行為に、少女の脳髄は快楽にとろけ、
まるで快楽を生み出す器のように、満たされては果て続ける事をくり返しました。
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