僕は一旦手を休めると、体の向きを変え、煉美の顔先に股間を突き出した。

「お兄ちゃんのも…いいかな‥…?」
「うんっ‥‥」

ぎこちない手つきでジッパーをおろし、下着につっかえているモノを何とか出そうと煉美の指が絡み付く。
「んん〜っ?‥‥でないよぉ〜」
その刺激が、僕のものを更に硬くさせる。

「えへっ‥‥こんどは煉美がおにいちゃんを気持ちよくするばんだよ」

何とか露出させたそれを手にすると、まるで子犬が骨にしゃぶりつくように、僕のものに横から軽く噛み付いてきた。

「ぅ…‥‥」
思わぬ刺激が僕のものを反り返らせる。

「はむはむ☆」

声をたてて横から…下から…柔らかく歯をたてて咥える。
まるで好物をゆっくりと味わうように、時折、歯をたてたまま肉壁に舌をあてて、ペロペロと動かす。
そのたびに僕のモノは血管が節くれ立ち、カチカチに硬くなってゆく。

その反応に気をよくしたのか、今度は舌先で肉茎をくすぐるように舐め上げる。
裏から‥‥横から‥、鬼頭の付け根まで弄ぶように舌を這わせた。

煉美の口が動くたびに、僕のモノはびくびくと生き物のように動く。




はち切れんばかりにそそり立ったソレに満足したように、煉美が上気した顔をあげた。

「痛くなかった?おにいちゃん‥‥煉美…お兄ちゃんが気持ちよさそうだったから思わず……」
「ああ、大丈夫、気持ちよかったよ。でも先っぽの所はあまり噛んじゃダメだゼ、痛いから」
「はぁ〜よかった〜でも…‥えへへっ…‥ぉっきくなっちゃったネ☆おにいちゃんのコレぇ〜」
「煉美のが気持ちよかったからね‥…」
「じゃあ今度は先のところをぺろぺろするねっ☆」

言うが早いか口にするが早いか‥‥ためらわずに可愛い舌を僕のものに絡める。

「んっ‥…はっ……んむっ……はぁ…‥」
股の間に身をうずめるようにして、小さな頭がゆっくりと上下する。

僕は煉美の施しに絶頂を迎えそうだった。なにしろ彼女が転がり込んでから、溜まったままだ。

「ぅっ‥……上手いよ…‥煉美‥‥」
呼び掛けに勇気つけられたように、煉美の手に動きが加わった。

僕のソレを強弱をつけて2本の指で握り、濃厚なキスをするように唇を動かしながら先端を口にする。
「んっ‥‥ちゅくっ…‥ちゅくっ☆」

鬼頭の根元までを頬張って、歯を立てないようにおそるおそる舌をからめる。
舌先の感触を残して煉美が顔を上げた。同時にソレにかかっている指がきゅっと締め付けられる。
「うっ!!煉美っ!」

その瞬間に僕は限界を迎えてしまった。

「きゃっ☆」
今、まさに咥え直そうとした煉美の顔や口の中に、所かまわず白いものが飛び散った。




煉美は汚液にまぎれたままの顔で、きょとんとしている。
「んっ…‥こくっんっ‥…」
口の中に飛んだ僕の体液を、彼女は音をたてて飲み込んだ。

「はぁ〜びっくりした〜☆ お兄ちゃん、いきなり煉美の名前呼ぶんだもん〜」
ちょっとバツが悪そうに舌をぺろっと出す。

思わず僕は近くにあったティッシュを手にして顔を拭いてやる。
「ねね、気持ちよかった?おにいちゃん?」
自分の顔が精液まみれになっている事など、全くおかまいなしのように僕に語りかける。

「ああ、とってもよかったよ」
「えへへへっ☆おくすりすごいいっぱい出たねっ……煉美…うれしいな」
僕に顔を預けたままにっこりと笑う。

「まぁ…ソノ…‥煉美が来てからずっと出してなかったからね」
僕も彼女の口で達してしまったバツの悪さもあって、力無い笑みをうかべて彼女の頭をなでる。

「え‥‥じゃあ…‥お兄ちゃんも我慢してたの?
 そういえば…今日のお兄ちゃんのコレ‥すっごく硬くて‥‥ちょっと苦しそうだった…‥」


「うん……まぁ…‥ね‥‥」
「‥‥煉美も‥‥ずっとお兄ちゃんの隣で寝ていて……えっちしてもらいの、がまんしてたんだよぉ‥‥ もぉ‥…」

「ははは‥‥ゴメンな、気がつかなくて‥‥」
ふと気が付くと彼女は恥ずかしそうに、うつむきながら、僕の上着の裾を握っていた。





------ つづく------


--- END OF PAGE ---