グリーン近くの浅めのバンカーにたどりつくと、戒めから解かれるように、かついだゴルフバッグを地に下ろす。
しばし心配そうにあたりを見回すと、彼女は練習用と思えるゴルフボールを取り出した。
半身がようやく隠れる程度のバンカーの深さに身をうずめ、
少女の両手は、自らの愉しみを沸き出す動きに没頭しはじめる。
戸惑いがちだった吐息は次第に切なく、、、、熱くなってゆく。
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