少女は身体の中に湧き上がった欲望に、堪えきれないように身体を震わせました。

黒い粘塊たちは、こういった急激な動作を取る事を嫌います。

少女は触手たちが再び、ただの粘塊に戻ってしまうであろう事に後悔し、一瞬理性を取り戻しました。

しかし、一瞬触手たちは身体を引いたものの、引き続き少女の動向を探るように

目の前の空間で揺れています。

「はぁ‥‥はぁ‥‥」

少女の興奮はまだ覚めやらないどころか、おあずけされた事で、逆に高まっていました。

触手たちの愛撫を諦めきれず、少女は哀願するかのように恥ずかしい部分を突き出します。

それは胸でも股間でもなく、可愛らしい蕾があるお尻でした。

虚空に揺れる触手たちに背をむけるように手を付いて、自ら大きく足を広げ、その部分をあらわにしています。

その様子を伺っていた触手たちが、少女の望みを叶えるように、身体を愛撫しはじめました。

「ぅ‥‥ぁ‥‥」

内股や臀部をこねまわすように刺激され、思わず少女が声を漏らします。

円を描くように、お尻を舐め回していた触手が、舌を張り付かせて少女の臀部を広げました。

露わになったお尻の谷間を、もう一本の触手が、尖らせた舌先でなぞるように刺激し始めます。

「あはぁっ!」

後ろ向きになった少女には、触手たちの動きを見る事が出来ません。

いきなり湧き上がった甘美な刺激に、思わず少女は身体を弓なりにさせて声をあげました。

舌が谷間を舐めまわすたびに、少女の蕾は「きゅっ」とすぼまり、お尻に湧いた芽のように

その存在を主張しています。

そのピンク色の蕾を、しゃぶるように触手の舌が吸いはじめました。

「あ〜〜っ‥‥ あぁ〜〜っ☆」

少女はあられもなく声をあげながら悶えはじめます。

触手の舌は、そこをこねたり、つついたりして、少女に声をあげさせました。

次第にそれは、まるで吸い込まれるように、少女の中に侵入してきました。



               


「んぁ‥‥ん ふぁ‥‥‥ん☆」

すすり泣くような声すらあげて、少女は舌の侵入を許しています。

むしろその姿は悦んでいるようでもありました。

触手は舌の形状を微妙に変え、蠢かせています。

その様子はまるで少女の中に何かを流し込んでいるようにも見えました。

次第に舌は太さは増し、大人の親指程になっていました。

表面に異形なくびれや突起を持つ長い親指です。

少女はその姿を知ってか知らずか、僅かに腰を前後させはじめました。

『ぷ‥‥ちゅっ‥‥ ぷ‥‥ぷぷぷっ』

舌の持つ突起が少女の肛門にこすられるたび、何とも淫猥な音が洞窟の中に響きます。

「あっ‥‥ふぅん‥‥ ぁ‥‥ぅん‥‥‥」

そのたびに生まれる言い様の無い刺激に、少女が酔ったように声をあげました。

触手たちは少女の意志をくみ取ったかのように、頭を固定させ、舌の侵入を少女に任せます。

「あふ‥‥ぅぅうん‥‥ぁ‥‥ あんっ☆」

少女は文字どおり、肛門で触手の舌を吸うように、腰を動かしていました。

くびれが幾重にもなった所を味わうように前後させたり、

自らの肛門で触手すら飲み込むかのように、舌の付け根までお尻を近付けたり、

そのたびに、触手の口にある指のような突起に触れられて身体を震わせたり。

快楽に酔いしれた動物のように、股間から愛液をしたたせて、少女は声をあげ続けました。




■快楽に没頭する



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