少女は自らの股間からあふれ出た愛液が、股を伝わり、
触手の口で吸われた事に驚愕したように身を震わせました。
思わず腰をひくつかせ、禁忌の部分に触れられたかのように意識を取り戻します。
同時に自らの身体に這い回っている触手たちに自分の自我の領域までをも
犯されているような嫌悪感を覚えてしまいました。
その感覚は、同時に触手たちにも伝わります。
ほんの一瞬でしたが、芽生えた嫌悪感は、触手たちにとっては少女による拒否を
意味していました。
彼等はそういった少女の意識に関して実に敏感でした。
今まで彼女との関係を保ち続ける事ができたのはひとえに少女が彼等に心を開いていたからです。
触手たちは申し訳無さそうに少女から身を引くと、粘塊へと姿を変え岩間へと消えてゆきました。
取り残された少女はただ唖然としたように、立ち尽くす事しか出来ませんでした。
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