ふう、、ただいま っと。、、、言ったところで、この時間家の人間みんな出払ってるんだよね。
ま、、とりあえず、、、、どうしようかな?
んじゃ、まぁTVでも見ますか、、、と、、いってもこんな平日の昼間ってロクなのやってないのよね、、、どれどれ、、
TVショッピング、、奥様向けのゴシップニュース、、、、
ふむふむ、あ、、映画やってる、、と思ったら予告かぁ、、
本当に昼間のTVって、時間を浪費するため的なモノが多いよね。
なにか面白いのやってないのかなぁ?
もういいや、TV消そっと、、、、
ふぅ、、何か読もうかな。
「暮しの情報」、、新聞に、、え〜っと、、、回覧板ぐらいかなぁ、ここにあるの、、、
あ、、私がバイトしているホテルのパンフレットがあるから、ちょっと読もうか?説明も兼ねて。
『ホテル「グラント」へようこそ。当ホテルはその立地条件を存分に生かした名建築家、
ティルバート・クレディ氏の設計により築きあげられたものです。
各客室はもとより、広大なラウンジ、レストランから、季節が織り成す美しい展望、
そして豊かなる自然を満喫できることかと思われます。
また、敷地内の8面のテニスコート、ハーフ9ホールのゴルフコース、室内プール等、
様々なレジャー施設を完備しております。当グラントホテルは、いつもの日常を忘れられる時間を提供致します』だって、、
もうほかに読もうと思うものないなぁ、、
ふぅ…おフロにでも入ろうかなぁ…
あんまり昼間におフロに入るのって行儀悪いかも?
でも、夕べはおフロ入ってないし、また夜に仕事があるから、そんな事言ってられないよね。
第一女の子は清潔にしなきゃ♪
……… 入浴中 ………
ごめんなさい、作者の怠慢で、入浴シーンは
無しなの、、
とは言っても、、、何かただおフロ入るのも
つまらないなぁ、、、
そういえば、まだ皆さんに私のシャワーの
Hな楽しみ方をお見せしてなかったですよね、
でも、、やっぱりちょっとハズカシイなぁ☆
皆さんの見ている前でご披露するのは、、、
でも、、Hな気分だから、、、しちゃうケド
見ちゃダメよ☆
あ〜ん☆ ダメぇ、、
覗いちゃぁ、、、恥ずかしい、、、
で、、でも、、
声だけが聞こえちゃってるっていうのも、、
よけいに恥ずかしい、、ナ☆
あ〜ん☆ もうダメぇ、、
ほ、、本当に恥ずかしいからぁ、、
少しのあいだ、、一人にしてぇ☆
…… 本気のオナニー中につき、
しばらくお待ちください。まり☆……
あ〜 さっぱりした♪
え〜? そんなに私がおフロで何していたのか知りたい?
う〜ん、、でもやっぱり誰かに見られるのって、、、
ハズカシイから、ね、、じゃぁまた次の機会があったらというコトで、、
また今度ネ☆
ふぅ…何か眠くなってきたナぁ…
、、、バイトの時間まで、、まだけっこうあるからちょっと休もう、、、、
……………z ………
………z ………z z z…………ん………?
あ、、うそぉ! もう5時少し前じゃない!!
ちょっとウトウトしただけだと思ったのにぃ!! 急がないと遅刻だぁ〜!!
はぁ〜、、、ち、、遅刻には遅刻だけれど、
何とか間に合ったみたいまだベビーシット担当の市川さん来てないみたいだから、、
あ、、市川さんてのは、いわゆる私の上司というか先輩で、30歳ぐらいの女の人です。
昔は幼稚園の先生をしていたんですが、結婚してやめてみたものの、
自分たちの子供はなかなか出来ず、また子供にかかわる仕事をしたいのでココで働いているそうです。
加藤:やあ、安藤さん。夕べはお疲れさま。よく休めましたか?
まり:あ、、マネージャー、おはようございます。
(この人が私の友達にアルバイトを紹介してくれた人で加藤さん。
フロアマネージャーって仕事をしているんですけれど、このホテルでは結構エライ人みたいです。)
加藤:今日は市川さんは少し遅れて来るけど、今の所はベビーシットの依頼はありませんが、、
とりあえず、市川さんが来るまで、、、
加藤:、、おや、、噂をすれば、、
市川:遅れてごめんなさ〜い、主人の仕事場に寄ってきたんで、、
(この人が市川さん。はっきりした年齢は知らないけれど、、お姉さんって感じで、
30歳は超えているっていうんだけど、とてもそうは見えない元気で明るい感じの人です☆)
市川:まりちゃん、オハヨっ☆、加藤さん、今日のスケジュールは?
加藤:今の所予定は入ってません、今日は子供連れのお客様は数名いらっしゃいましたが、
みんな小学生程だったから、ベビーシットの依頼はないと思います。
加藤:それでも何かあったり、依頼があった場合はいつもどうり、お願いします。
市川:はい。
加藤:あと、安藤さんも手が空いてましたら、何か雑用をお願いする事があるかもしれませんので、その時はよろしく。
まり:はぁ〜い。
加藤:それじゃよろしく。
二人:はい。
こんな風にして私の一日のアルバイトが始まります、
ここのところ2〜3日はとりたてベビーシットの仕事もなく、様々な雑用をこなしています。
与えられる仕事も日によって違いがあるのでケッコー楽しんでいます
…………… 仕事中(ベビールームで…) ……………
まり:…‥‥‥・・ヒマだ…‥
まり:ヒマ……‥‥‥ 暇ひまひまぁ〜!!…‥‥‥
はぁ…出がけ忙しかったのもあって…暇な時用に宿題持ってくるの忘れた…
かと言って…今独りだからナぁ…勝手にあっちこっちウロウロする訳にもいかないし…
市川さん、、早く帰ってこないかな…
電話:RRRRRRRRRRRRR……
まり:はい…ベビールームです。
加藤:ああ、安藤さんですか? 市川さん、そこに居ます?
まり:今出ちゃっているんですよ…別館の小パーティの手伝いとかで
加藤:あぁ…そうでしたか、、
まり:え〜っと、、何か私に出来る事でしたらお手伝いしますよ?
ヒマですし…やること無いんで困っていたんですけど…
加藤:そうですか…‥実は、お客様のお子さまが…迷子のようで、今皆で探しに
行くところなんです。
まり:え”っ…そうなんですか?
加藤:ご両親はこれからウチの者とゴルフコースや、、海岸の辺りを探しに行きます。
時間も時間ですから、館内放送も他のお客様に御迷惑になるので控えていますが、
館内にいるかもしれないので、、、まず危険のある所からという事で、
安藤さん、中庭に行って下さい。
まり:はい、探すんですね、その子。
加藤:ええ、7歳の男の子です。
私はここにいますから、見つけたら私の方に電話するか、フロントに連れて行って下さい。
あと、見つからなくても暫く…出来ればその子が見つかるまで中庭にいて下さい、
まだ辺りを歩き回っているかもしれないので…無事見つかったら呼びにいきますから‥
まり:はい、判りました。
…………… 中庭 ……………
まり:えぇ〜っと…まずはよ〜く探さないと…
ここって今朝来ようと思って所だけど…‥
流石に夜になると無気味だなぁ…
まぁ明かりがあるにはあるけど…‥ブルッ‥
よっし、、ますは噴水と池を見てみよう…
溺れてでもしていたら大変だから…
…… ひと通り周りを探して ……
まり:植えてある木の上まで見たけれど…
とりあえずここには居ないみたいね…
…そっか‥まだ帰る訳にはいかないんだっけ、、
後になって来るかもしれないから‥
まだお呼びがないって事は見つかっていないんだな、、、
無事ならいいけど…もう夜遅いから…以外とゴルフコースの
林の中とかで眠っているんじゃないかな…
ふぅ…‥ちょっと座ろう‥
あ〜…椅子が冷たくて気持ちいい〜 ちょっと横になっちゃお〜かな…
おもったより広いからね〜この中庭、今夜は結構蒸すし…ぁ〜浴衣か何かで夕涼みしたい
気分だなぁ〜、、、
あ…星が綺麗〜 吸い込まれそう…ぅ‥
…‥ぅ…‥??
いっけな〜ぃ!! ウトウトしちゃった!!
迷子探してるんだから、こんな所で眠っている訳にはいかないんだっけ!
それに…お客さんにメイド姿の女の子が中庭に眠っているトコなんか見られたら…そりゃマズいしね〜
さ〜てと、、もう一周あたりを見てこようかなぁ…それより、、、
ちょっとフロントに行って男の子見つかったのかどうか聞いてみよう…
…………… フロント ……………
まり:ありゃ…‥誰もいないよ‥
この時間…(柱時計を見る…‥あちゃ〜12時かぁ‥私のバイト時間は終わりなんだけどなぁ〜)
12時だったら、まだまだフロント係の人が2〜3人はいるはずなんだけどなぁ、、
うぅ〜ん
きっと皆で探しているんだ、、、
…もう一度中庭に戻ろう‥
…………… 中庭の入り口 ……………
ガチャ…ガチャ…
まり:あ…れ‥?
ガチャ…ガチャ…
まり:変ねぇ…さっきここから入ってきたのに…鍵がかかっている…
え〜と、、鍵は‥アレ‥‥開いてるのにな…何か防犯ロックでもかかるのかしら?12時になると…
ガチャ…ガチャ…
まり:う〜ん‥あんまりガチャガチャやって防犯装置でも作動しちゃったらマズイから…
そうだ、またフロントに行って聞いてみよう。
…………… フロントにもどる ……………
まり:やっぱり戻ってないな〜 誰もいない…
あ…そうだ、電話電話、え〜と加藤さんの事務所は…
(番号をプッシュする)
電話:---------------------
まり:あで…‥?
間違えたかな…もう一度…‥
電話:---------------------
まり:音無しの構え…‥
ぢゃなくて…そ〜だ、ベビールームにかけてみよう、、アソコなら間違えないし
市川さん帰ってきているかも…え〜と(番号をプッシュする)
電話:---------------------
まり:何?コレ…「ツ〜」とも言わない‥電話線は…あ、繋がっているよね…
このホテル…電話代払ってないのかな…内線だからそんな訳ナイよね…冗談冗談……
ふぅ… 困ったなぁ…
まぁ鍵が閉まっているって事は、、中庭に男の子が迷い込むってコトはないと思うけど…
あ…そう言えば中庭って入るだけなら外から入れるんだっけ…
え〜と、、一旦外に行こう…
…………… 十数分後… フロント ……………
まり:はぁ…はぁ… ダ…ダメだ…どこも開かない‥
清水舞台効果(?)で非常口のレバー押したけど…ベルところか‥ドアも開かなかった…
はぁ…
な…何か‥オカシイよ…これ‥
こ〜ゆぅ時はゆっくりソファにでも座って…ふぃ〜っ… やわらか〜♪
デモ…変だよね…みんなで迷子探しているんだから、途中誰かに会ってもおかしくないのに…
さっき中庭から入ってきて…誰にも会っていない、、
まぁ…いいや、、もうしばらくすれば、外に探しに行っているみんなが帰ってくると思うし…
…‥あ‥‥で???(フロントロビーの柱時計を見る)
さっき‥12時だったよね…あれからあっちこっちドア開けようと試みて…
すくなくとも10分はかかっているのに…まだ12時のまんまだ…
それに…こうやってソファに座ってやっと判ったんだけど…‥
静かすぎる…‥じゃなくて…‥音が…まるっきりしない…‥
あの柱時計も…ネジ式の古いやつで、振り子が音をたてているはずなのに…止まっている
なぁ〜んだ、ネジ巻き忘れただけじゃナイの…アハハ‥
フロントのカウンターに置いてあるデジタルの発光時計も…
正面階段の中央にあるモダンな壁時計も
みんな12時で止まっているのも…‥ネジ‥巻き忘れ‥かな‥‥・
少年:こんばんわ。 お姉ちゃん☆
まり:わ"っ!! わっ! わっ!…はぁ〜ビックリしたぁ〜
少年:ごめんなさぃ…驚かすつもりはなかったんだけど…
まり:はぁ〜 ん、、んん…‥いいのよ、平気だから
(あ"〜マジに心臓止まるかと思った…ん?)
まり:ねぇ、坊や、迷子になっていたんでしょ…
少年:迷子?
まり:ぁ、そうよね〜自分じゃ判らないか(自分が迷子かどうかなんて)
でも無事でよかった〜。
お父さんとお母さんが心配しているわよ、お姉ちゃんと一緒に行こう。
少年:お父さん?お母さん?
もうここにはいないよ。それに…どこに行くの?
まり:今、坊やを探しに外に出ているからね。もうじき帰ってくるはずよ。
少年:帰る……‥? お姉ちゃんの言っている事が‥ボクにはよく判らないんだけど…
まり:う"〜ん… そうねぇ‥(ま、私がこの子と一緒にいれば問題ない訳よね)
少年:ねぇ! それより…お姉ちゃん、ボクと一緒に遊ぼう☆
まり:うん。 いいわよ〜、何して遊ぶ?
少年:こっちこっち!!(2階への階段へ駆け出す)
まり:あ…ちょっと‥ あ、、待って…!!
少年:ボクと鬼ごっこだ! ねえ、お姉ちゃん早く早く!
まり:あ…?…コラ‥待ちなさいってば…‥
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