少女は欲望を解放したように、自ら腰をゆすり始めました。

初めは戸惑ったように振れていた下半身が、まるで何かを求めるように、

妖しくうごめきはじめます。

触手たちも、そんな少女の想いを察したように、動きを変えました。

ただ舐めつけるように舌をを這わすのではなく、先端を尖らせて、少女の

敏感な部分をなぞるように動かします。

「んひっ‥‥ んぁっ! ぁ‥‥‥ふぁっ!」

触手たちが出した体液で、てらてらと濡れ光る部分を刺激され、

思わず少女が声をあげながら、体をひくつかせました。

反応があった部分をなだめるように、舌をひろげて舐めつくした後、

触手たちはそこを再び突くように刺激します。

触手たちの刺激は少女にとって、体のそこら中で神経が小爆発を起こしているようなものでした。

その爆風が押し寄せたように、ピンク色に染まった割れ目は風船のようにふくれあがり

糸のような隙間からは、熟れた果樹が収穫を告げるがごとく、熱い液体がにじみ出ています。

ふいに、一本の触手がその割れ目からは遥かに上の恥丘を、尖らせた舌先で弧を書くように

舐めはじめました。

「うぁああっ! そ、、そこぉおおおっ!」

今までになく大きな声を上げて、がくがくと少女が腰をゆすります。

触手は器用に鎌首を上下させ、少女の肌を撫でるように舌先を這わせ続けました。

少女は股間に集中した快楽の導火線に火を付けられ、それが爆発するのを待つように

体を硬直させます。

一瞬の後。

「いはぁぁっ! あふぅ! あっ‥‥ぁっ‥‥あぁああああ〜〜っ!」

少女は腰を痙攣させるように上下させ、内に貯まった愛液をまき散らせながら絶頂を迎えました。

その動きは、まるで操り人形のようにぎくしゃくとした動作を数瞬続けた後、

まさしく糸が切れたように、がっくりと少女は膝をつきました。

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洞窟の外では日が暮れはじめ、その冷気が忍びよるように少女がいる最深部にまで

ただよってきました。

その温度の変化に気がついたように少女が目を覚まします。

「ぁ‥‥」

すでに触手たちも、黒い粘塊たちの姿も無く、少女は裸体のまま眠りこけていたようでした。

恥ずかしそうにコートを羽織ると、洞窟の出口に向かっていそいそと歩きだします。

もうじき始まる学校の事や、今日自分に訪れた‥‥長い冬の間味わえなかった出来事。

そして来たる春の日々や、これからも続くであろうこの洞窟内の事を思い浮かべてか、

少女の足取りは、まるでスキップすらしそうでした。

---- end ----







■---いちおうアトガキ



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