鍵を探していた僕達の事を心配してくれた自治会の人に、とっさの機転で僕の部屋の鍵を見せ。
「やぁ、丁度見つかった所だったんですよ。 排水溝の近くにありましてね‥‥」
などと適当な事を伝えておき‥‥

大き目なタオルをマントのように羽織った煉美を連れ、
鍵の掛け直しを自治会の人に頼んで、僕達はアパートに向かった。

ろくに体を拭く時間のなかった煉美の体は、ぽたぽたと水滴をたらし、
熱く焼けたアスファルトに点々と染みを作っている。

先ほどまでの行為のせいで、まだ煉美の表情は上気している。
息使いまでがあえいでいるようだ。

「はぁ‥はぁ‥ ねぇ‥おにいちゃん‥‥」

足取りを止めるとふいに僕に呼び掛ける。

「なんか‥ねぇ‥ 煉美‥‥ すご〜ぃHな気分が止まらないの‥」

マントのように羽織ったタオルの前を閉じたまま、あたりを伺いながら呟く。

「だって‥今、煉美、タオル一枚の下‥こんななんだモン☆」





ひらりとタオルを左右に開くと、そこには股間丸出しの煉美の姿があった。

最後の瞬間。無理に挿入を試みた僕のナニに負けて、煉美のスクール水着は
股の部分が裂けてしまったのだ。

「ねっ‥えっちでしょぉ‥ なんか‥煉美‥すごい興奮しちゃってるの☆」

幸い暑い日の路地裏。人通りもなく、道にたたずんでいるのは僕達だけだが、
タオル一枚の下がこんな状況では無理もない。

路上から照り返す熱や、かすかにそよぐ風が煉美の股間を刺激している。

「ねぇ‥おにいちゃん‥ 煉美のあそこ‥えっちなおつゆが垂れてるみたい」

水着からしみ出す雫は、つるつるの割れ目を滴り、ぽたぽたと音を立てて路上に落ちる。
確かに、そのうちのいくらかは、煉美の股間自体が流しているものだろう。

「どうする?一日中そこにいるか?」

少し意地悪にそう言った。
「それとも‥タオルだけ家に持って先に帰ってやろうか?」

言われた事を想像してか、煉美の顔が更に赤くなる。

「うぅん‥ おにいちゃんといっしょに帰る‥」

ぼそっとつぶやくと、またタオルの前を閉じ、
僕の後をペタペタとサンダルの音をさせて付いてきた。


























------ つづく ------


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