「ちゅっ…‥ ちゅぅっ‥……」
「あ…‥ や‥‥ や‥‥だァ‥…」
シャツを切り裂かれ、胸を露にしたイサ美の乳首を…大きな赤ん坊が、おちちを求めるようにキク丸が吸っています。
「ちゅっ…‥ちゅっ…‥ ちゅぅっ!」
「あ‥…あぁっ☆」
イサ美は耐えきれずに声をあげてしまいます。
すっかり硬くなった左右の乳首を、かわるがわるに吸い上げるよう、キク丸はしゃぶりつきます。
「んっ…‥ はぁ‥… お…おかしいな…‥」
少し狼狽したように顔を上げると、イサ美に付けた首輪に目をやりました。
『エレクト・ゲージ』と呼ばれるその首輪は、付けられた者の興奮度が判るようになっていました。
6つあるゲージのうち、2つまでが赤く点っています。
「んっ‥‥ はぁ… はぁあ…‥☆」
そのゲージが狂っていない事を示すように、イサ美の息つきは随分と熱くなってきています。
「ちゅっ‥… ちゅぅ〜っ…‥ ぉ…お…おかしいぞ…‥」
まだふくらみかけたばかりのイサ美の胸に、吸い付くようにキク丸が口をよせます。
「アっ! …‥ああぁっ! ダ‥…だめぇ☆ そんなに…‥吸っちゃ‥… ぁあんっ☆」
体を弓なりにして喘ぐイサ美をよそに、色付きの甘い乳首をこねるように吸い上げます。
「おかしいぞ…‥ 何で‥… なんでおっぱいが出てこないんだ…‥」
「は‥… はぁ?」
イサ美は、思わずきょとんとした視線をキク丸に向けました。
「女の子のココからは…おっぱいが出てくるはずなのに…‥」
口のまわりを唾液でべとべとにしながらキク丸が肩で息をしています。
「あのぉ…‥キク丸クン? 女の子のおっぱいは、もっと大きくなって、赤ちゃんができないと‥…おちちは出ないんだけど…‥」
イサ美の言葉に、あっけにとられたようなキク丸の表情が、みるみる土気色に変わっていきます。
「‥…んな…‥そんな事判ってるよっ!」
今まで見せた事のない理性を失った口調で叫ぶと、キク丸はイサ美の体からはなれました。
「じゃあ…‥ いいや! 赤ちゃんが出来ればおっぱいが出るんだろっ!」
そう言い放ち、リモコンのボタンを押しました。
『ピッ♪』
イサ美に付けられた首輪から、小さな電子音が聞こえるとともに、首筋にチクリとした感触がはしりました。
本来そういった目的の為に作られた首輪の内部には、かなり強力な注射式の媚薬が仕込まれていたのです。
「な‥…何なの? 今の?」
大した痛みはなかったとはいえ、流石に不安になったイサ美がキク丸に聞き返します。
「ボクの事をバカにした罰だ! お前なんか友だちじゃないや! ボクの言う事しかきけない奴隷にしてやる!」
不安からくる焦りが、イサ美の心拍数を一気に速めました。 同時に、体内に麻薬にも似た薬が駆け巡ります。
「ボクをバカにした罰だ… 今からオマエはボクのおもちゃになるんだ…‥」
いつもと変わらない口調にもどったキク丸の言葉には、サディスティックな響きがありました。