「へへへ…‥ じゃあこっちの方はどうだろう‥…」
キク丸は、イサ美を四つん這いにさせるために、リモコンのスイッチを押しました。

両手の自由を奪っていたマニュピレーターの先端が、鎖のない手錠のようになって外れました。
強力な磁力か何かで引き合っているらしく、イサ美の力では思うように手を動かす事はできません。

手が自由になっていても、イサ美は抵抗しなかったでしょう…‥
イサ美は…キク丸少年が、自分にあたえる快楽を待ち望むようになっていました。

もう一つのボタンをキク丸が押すと、今度はマニュピレーターがスパッツのお尻の部分を丸く切り取りました。


「他人のお尻の穴ってはじめて見た。 へぇ〜、こんな風になっているんだ」

キク丸少年の視線がお尻の穴につきささるような気がしました。
見られたくない部分を現わにされたその恥辱に、イサ美は耳まで真っ赤に染めて泣きそうになっています。

「へへへ〜 恥ずかしいか? 恥ずかしいだろぉ?」
キク丸は、ねっとりと汁がまとわりついたマニュピレーターの先端を、肛門のひだの周りに這わせました。

「ひゃうっ☆」

先ほどとは違った新しい刺激に、思わずイサ美が声をあげました。
「何だ? ここも気持ちいいのか?」
焦らすように指先でツンツンとつつきます。

「はっ‥… そんな…‥ アッ☆ そんな‥…事…‥ あっ☆」

お尻をひくひくとさせながら、イサ美が否定するように答えましたが、エレクトメーターは先ほどと同じく、つつく度に点滅します。

「うんちが出てくる穴だよね… ココは…」

キク丸がお尻の穴のまわりに、こびりついた汁を塗りたくるように動かしました。
イサ美は唇を噛み締めるようにして、出そうになるあえぎ声をこらえています。

「なのに…なんでこんなに気持ちよくなっているんだ?」
『つぷり』とマニュピレーターの先端が、硬く閉じたお尻の穴に潜り込みました。

「ぁあぁ〜っ☆」

「ほら…ほら‥‥ ほら?」
つぷり…つぷりと、露の滑りにまかせて、イサ美の肛門は機械の指先を飲み込んでゆきます。
鉄球がひとつづつ奥に入ってゆく度に、声にならないあえぎをあげて、イサ美は背徳にも似た快楽におぼれてゆきました。

『つぷっ…‥ つぷぷっ‥…』

お尻の穴から卵を生むように、イサ美の肛門からマニュピレーターの鉄球がリズミカルに出入りしています。
「はぅっ…‥ あっ’‥… あぅっ…‥ うぅっ‥… はぅ…ぁ☆」
中で機械の指先が蠢くたびに、イサ美がその刺激に耐えきれず、すすり泣くような声をあげます。

「イサ美はえっち女だからな…‥ お尻だけじゃ、もの足りないんだろ?」

そう言うとキク丸は操作していた手袋を外すと何かを取りにゆきました。
お尻で動いている機械の指は止まりません。多分入力された動作を記憶しているのでしょう。

キク丸少年は、持ってきたものをマニュピレーターに取り付けると、イサ美の前に立ってリモコンを操作しました。
小さいなりに硬くなっている自分の股間を、イサ美に悟られないように手で隠しています。
イサ美はすでに、自分のお尻の穴が生み出す快楽に没頭していて、その作業に気付きませんでした。

「ああっ☆」

濡れそぼった股間にピタリと当てられた無機質の感触に、思わずイサ美は我にかえりました。




「ねっ、さっきのより大きいでしょ? これならイサ美も満足するよね…」

マニュピレーターの先に取り付けられていたのは、黒光りする立派な鼻を持った、天狗のお面でした。





------ つづく------


--- END OF PAGE ---